「新聞」吉村芳生
本店で今展示している【宮武裕先生マイコレクション展】の中で飾られている「新聞」の作者 吉村芳生 についてご紹介致します。
吉村芳生(1950年~2013年)
鉛筆による細密描写で現代アート界に衝撃を与えた圧倒的な描写力で作品を描かれていました。
吉村芳生は
1950年に山口県生まれ、山口芸術短期大学卒業後は広告会社に就職。退職後に1976年より創形美術学校で版画を学んだ。
山口に活動拠点を移し活動された。代表的な作品に、新聞の見開きを丸写しした「ドローイング 新聞」や、自分で模写した新聞の上から自画像を描く「新聞と自画像」シリーズなどを展開される。
今回の展示で飾られている作品は、まさに代表作の新聞の見開きを丸写しした「ドローイング 新聞」。
近くで見てやっと人間の手によって描かれた作品だと気付けるくらい、本物の英字新聞に見えます。文字だけでなく、図形や写真の部分も手書きになっています。
根気強く正確に写し描かれる作風は作家の執念や、どこか狂気までも感じます。
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是非じっくりと近くで作品を見ていただきたいです。
また、吉村芳生の作品は、今年は長崎県美術館にて行われる
超絶技巧の鉛筆画 吉村芳生展
でもご覧いただけます。会期は2024年03月22日(金) ~ 2024年05月12日(日)になります。
初期のモノクロ作品から晩年の鮮やかな花々まで、驚きと感動に満ちた約500点もの作品を見る事が出来ます。